プロジェクタから投影するパターンを手掛かりに,カメラで撮影した物体の3次元形状を計測する方法です.他の計測方法との関係は,
で解説しています.
図1 アクティブステレオの基本的な構成
図2 3次元の計測結果
アクティブステレオで利用する時間的或いは空間的に符号化したパターンです.カメラでそのパターンを解析することでカメラの画像とプロジェクタの画像とを対応付けます.対応付けができれば,後は三角測量の原理に基づいて3次元の位置を計測できます.
対応付けを効果的に行うために,パターンの模様は[1]の文献で紹介されているように様々な種類が提案されているようです.
[1]J.Salvi, J.Pages, J.Batlle, "Pattern codification strategies in structured light systems", Pattern Recognition, 2004
図3 構造化光の種類と特性 出典[1]
代表的なアクティブステレオのパターンです.複数枚の縞画像を投影することで密な3次元形状を計測できます.詳しい原理については,奈良先端科学技術大学院大学の田中先生のWebページ[2]が参考になります.
[2]奈良先端 田中先生の技術解説ページ
ライブラリ:
サンプルコード:simplesp/sample/gl/activestereo
グレイコードと位相シフトのパターンを使ったシミュレーション画像を生成し,その画像から3次元形状を計測します.